
2012年06月25日
いのち長だご と あわ美

「長だご」とは唐津市鎮西町にある道の駅「桃山天下市」で売られている、地元波戸地区に伝わる団子のことです。
一説によると、秀吉の朝鮮出兵の時薩摩陣(軍)が兵糧食として作ったとあるが、サツマイモの歴史を調べてみると、サツマイモは1604年(江戸時代)明から琉球王朝に伝わったとされている。
このことから、秀吉の時代には「長だご」はあったかもしれないが、サツマイモは入っていなかったと思われる。サツマイモは江戸時代中期の吉宗の時代、享保の大飢饉の経験から青木昆陽が全国に広めたとされることから、その時代ぐらいから今のような長だごになったのではないか・・・というのがあわ美くんの見解である。
さて、長だごは「長寿」「厄除け」を祈願し、厄祝い、七五三、法事などの行事の際に利用されていたが、手間がかかることや自家での行事の機会が減ったことなどから次第にすたれていったらしい。
2008年の町の産業祭の折、復活の話がもちあがり、みごと復活を果たし、現在道の駅「桃山天下市」で販売されています。5個入りで400円(?)とか。
「長だご」とは、長い団子という意味と思われます。「長寿」「厄除け」というキーワードはアワビとまったく同じです。佐賀県でアワビ養殖が盛んな波戸地区の団子と知り、不思議な縁を感じました。
それならいっそ形をアワビ形にして、売り出したらどうだろう・・・・と思ったりします。(唐津あわ美グルメ・プロジェクトでは、戦略5で将来、菓子の分野にも進出する計画があります。)
みんさん、この伝統の団子を一度食べてみませんか?
Posted by あわ美くん at 23:36│Comments(0)