アワビの種類について
アワビの種類は世界で約100種あるといわれ、日本では10種あります。
佐賀県玄海地区で獲れるアワビの種類は、主にクロ、メガイ、マダカの3種です。
クロアワビは長楕円形をしています。メガイが比べるスマートです。この3種類のアワビの中では一番浅い場所(水深2~7m)に生息しています。アワビでは一番値段が高いアワビです。
エゾアワビというのはクロアワビの北方種で、形はたいへんよく似ています。しかし、放流するとクロアワビは岩陰に隠れるのに、エゾアワビは隠れることなく岩の表面にいるため、発見されやすいのです。つまり、密漁にもあいやすいアワビといえます。
しかし、種苗生産では、クロアワビは筋委縮症といわれる病気にかかりやすく、飼育が大変難しい種類です。それに比べるとエゾアワビは病気にかかりにくいので育てやすい種類です。こういうことから、佐賀県では種苗生産の種類はエゾアワビとなっています。しかし、エゾは放流すると密漁にあいやすいことから、最近では漁業者からはクロアワビの種苗生産をして欲しいという要望が強くなってきています。
メガイは、クロに比べると丸みをおびた形をし、殻の突起物(呼水孔)が低いのが特徴です。
水深7~15mとクロより深い場所に生息しています。
6月11日のブログ「魯山人のミステイク」で魯山人が間違ったアワビがこのアワビです。
マダカはアワビの中で一番大きくなります。呼水孔が高いのが特徴です。
生息水深は15m以上と深い場所に生息しています。
大きくなるとアワビは固くなりますが、7cm程度のアワビは柔らかくて本当に美味しいですよね。
こんなあわ美を使った町おこしに唐津あわ美倶楽部は頑張っています。
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